三寺参り 2014
飛騨古川で毎年1月15日に執り行われる『三寺参り』
もともとは、親鸞上人を偲んでお参りするというものですが、、、
古川町の3つのお寺をお参りして回り、300年以上続く風習とも言われています。
明治以降は、出稼ぎに出られた女子が帰省された折
この三寺参りに着飾ってお参りされたのを
男性が見染めて、御縁ができる。。。
ということで、男女の出会いの機会とされてきました。
お寺の境内では、篝火が焚かれ 参拝される方の暖をとる場にもなっています。
この日ばかりは、着物姿の方が多く見られます。
私が子供の頃は、これほどショーアップされている慣習ではありませんでした。
もっと静かに、厳かに 三寺(円光寺・真宗寺・本光寺)をお参りしておりましたが
近年では、観光協会や地元有志の方々のご苦労により
雪像ろうそくが作られたり、千本ろうそくの場を設けたりと
様々な方が、楽しめるような場へと変化し現在に至っています。
さて、今回の三寺参り、、、
「飛騨古川を日本一着物が似合う町にしたい!」の色和衣プロジェクトも参戦しています。
円光寺では、御住職のご協力のもと
和ろうそくを持った着物姿の女性が参道にずらりと並び
その参道を渡り御住職が本堂に奉納されている
大和ろうそくに点灯する点灯式なるものを実施!
大和ろうそくは、三嶋和蝋燭店 三嶋順二さまによる手作り、、、
毎年、三つのお寺に奉納されています。
さて、次第に日が暮れてまいりますと人出も賑わってまいります。
境内では、「色和衣」参加者のこんな光景も見られました。
お寺には、雪と月の光が良く合いますね。
まつり広場そばの上人塚付近では
雪像ろうそくと雪行燈が幻想的な空間を醸し出しています。
飛騨古川では、たくさんの方が三寺参りに、色々な思いを込めていらっしゃいます。
かなり冷え込んでまいりましたので、ここらでちょっと暖かいものを ・・・ ^^
お寺では、御住職が御経を読み檀家やお参りの方々が大勢いらっしゃっていました。
大和ろうそくも、煌々と燃えています。
厳冬の古川はこの日が一番活気づきます。
が、今年の三寺参りもそろそろ終わり・・・
古川へやってきた人たちが乗る列車が近付いてきていました。
ただただパシャパシャやってるだけで、時間が過ぎていってしまいました。 ^^;
by cotti6102
| 2014-01-17 00:12
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